多摩モノレールの甲州街道駅よりほど近い 日野橋 から上流側をのぞむと、間近に 立日橋 が見え、また少し歩くと右岸40kmキロポスト(距離標)があります。河川改修工事もようやく一段落したようで、川原にも野鳥類がたくさん集まっています。
立日橋 を越えるとさらに視界が広がり、はるか遠くに 中央本線多摩川橋梁 がのぞめます。ここから上流数キロ先の 多摩大橋 までは対岸に渡れる橋はありません。中央本線を越えるともはや都会の喧騒から開放され、のんびりとした気分になれます。
やがて谷地川との合流地点では大きく川原が広がり、人も入れないような雑草・潅木地帯になります。道は谷地川の右岸に沿って進み、新旭橋でようやく谷地川を渡り、多摩川の右岸に戻ります。 多摩大橋 まではもう一息です。上流に向かって視界も広がります。
多摩大橋 は交通量も比較的多く、立派な橋梁です。またここから上流に向かって 八高線多摩川橋梁 がのぞめます。八高線は日中便数が少なく、橋を渡る電車に会えればラッキーです。
八高線を越えると右手のほうに日野用水堰が見えますが、前面に山も迫ってきます。少し進むと多摩川右岸の難所の一つと言うべき箇所に差し掛かります。夏にはうっそうとした藪の中の小径となり、木々も覆いかぶさってきます。そこを通り過ぎて明るいところに出ると昭島市清掃センターの前に出てきます。 拝島橋 ももう間近です。
拝島橋 には東京の外部環状線としての役割も担っている国道16号が通っています。この橋の南詰より、滝ヶ原運動場野球場への専用道が通じおりて、それを利用する自家用車が猛スピードで走っています。歩行者は注意して歩いてください。
道を20分程度(1km強)歩くと大きく開けたところに出てきます。そこが滝ヶ原運動場野球場で、左手にテニスコート、右手に野球グラウンドが何面も広がっています。頭上に赤色の 多摩川横断水道橋 が走っています。
そのまま歩き続けると、のんびりとした田園風景が広がります。道は知らぬ間に多摩川を離れ、多摩川の最大の支流と言われる秋川の右岸に沿って続きます。だいぶ大回りして 東秋川橋 で秋川を渡り、秋川の左岸を1km程度歩くと、やっと秋川と多摩川の合流点に達します。多摩川の右岸に戻ってきます。
なるべく多摩川沿いに歩くと、やがて総合グラウンド玉見ヶ崎テニスコートのある広場に出ます。 睦橋(むつみばし) まではまもなくです。
この橋も拝島と武蔵五日市を結ぶ都道7号です。さらに進むと 五日市線多摩川橋梁 が見えます。橋梁の間近に右岸50kmキロポスト(距離標)がぽつんと立っています。